2006年06月08日(木)
京都学園大学のホームページで確認いただいた方も多いと思いますが、全日本大学野球選手権出場を果たした硬式野球部は6月7日(水)、東京ドームで行われた第一回戦の対名城大学戦で奮闘したものの、1-4で敗退となりました。応援に駆け付けていただいた皆さん、また関係者各位の皆さまには京都学園大学同窓会からもお礼を申し上げます。これからも、私たちの後輩たちの活躍を見守ってあげてください。
また、ゲーム内容については各イニング毎の詳細が先のページに掲載されていますので、そちらもご参照ください。
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東京ドームのグラウンドに立った京都学園大学硬式野球部の選手たち。先攻で臨んだ一回の表、第一打者の上田くんは全国大会のプレッシャーを跳ね除けるかのような二塁打を放ち、続く金田くんの送りバントでランナーは三塁へ。3番の川原くんもデッドボールで出塁し、1アウト一三塁のいきなりのチャンスメイク。しかし、盛り上がるスタンドの応援団の声援の中も、名城大の清水投手の好投の前に得点はなりませんでした。
その裏、投手・宮内くんの立ち上がりの乱れを突かれ3失点。マウンドまで駆け寄った石田監督の激励もあり、学園大ナインは一回裏を3点で凌ぎました。
名城大へと流れが傾くゲームの中、学園大は守備陣の光るプレーでゲームの流れを奪おうと健闘します。相手チームの俊足選手の盗塁を阻止した四回裏を明けた五回の表には、初回で二塁打を放った上田くんが再びのヒットで二塁を奪いかけますが、二塁上クロスプレーでアウト。選手同士の交差、痛みにグラウンドに横たわる上田くんに一瞬スタンドも気色ばみましたが、痛みを押してプレーを続ける上田くんの雄姿に拍手が起こりました。
その裏、名城大のヒットの連打で1点を失うも、以降は濱崎くん、山本くんの投手リレーで名城大打線を抑えました。八回裏にはショート金田くんがヒット性の当たりをジャンプして捕球、プロ級のファインプレーも見られ、守備力の高さを全国の舞台で発揮しました。しかし攻撃では相手投手を攻めあぐね、出塁はするものの決定打が出ず、対戦前の相手チーム分析との差異もあって、学園大選手たちのバットが空を切るのが目立ちました。
4点ビハインドで迎えた九回の表、最後の攻撃。4番山中くん、6番竹内くんがきわどいコースをよく見てフォアボールを選び、7番立本くんに代わった代打・深井くんの全力疾走が相手チーム一塁手のエラーを呼び、1アウト満塁。続く9番山本(諭)くんもまた、相手投手のボールをよく見切りフォアボール、押し出しの1点をもぎ取りました。そしてバッターボックスに立ったのは、この試合一人気を吐いた上田くん。五回のクロスプレーで痛めた肩を押しての一振りは三塁手を抜くことができず、1-4でゲームセット。5年振り2度目の全国大会、京都学園大学硬式野球部が初めて立った東京ドームでの試合は終了となりました。
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一回戦敗退という残念な結果に終わりましたが、全国大会出場、全国の晴れ舞台で「学園大の野球」をした事実は私たち同窓生も誇りに思います。
試合後、ホテルで疲れを癒す選手たちから頼もしい言葉をいただきました。「次も(全国に)来ますよ。春(春季リーグ)ではなく、(この)秋にです!」
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