2006年09月22日(金)
みなさんの故郷・亀岡ではコスモスも満開に近づき、秋風が一層の雰囲気を醸し出しています。農作物も秋の実りの時期を迎え、食欲の秋到来が楽しみな季節になってきました。
さて、秋を前にした亀岡では9月10日から、常設線路として日本最大級の規模を誇る「ミニSL場」(保津町)に本物のSL機関車がお目見え。亀岡市民や通行する人たちの注目を集めています。
このSLを展示しているのは、関西のミニSL愛好家たちで構成している「保津川ライブスチーム」。今回お目見えしたSL機関車は、愛好家垂涎の名車「1924年製造ドイツ・マッファイ社製の旧国鉄型4100系式」と「1926年製造ドイツ・フェンシル&ショーン社製サドルタンク型」の2車輌です。
両SL機関車は1980年代まではフィリピンやパキスタンの製糖農場で活躍していたもので、バブル期に日本の収集家が購入し保管していたものを、SL場を無償提供している嶋袋安正さん夫妻が譲り受けたものです。
両車輌は駆動部分が古く動くことはないものの、当時の原形そのままで今にも走り出しそうな迫力で見る人たちを楽しませてくれます。
展示は常時されているので、ミニSL場の傍からいつでも見ることができます。また、毎週日曜日(第1週を除く)には敷地内で間近に見学できるだけでなく乗車することも可能です。また、ミニSLが走っていれば乗車体験も可能です。
保津川ライブスチーム代表の廣瀬一夫さんは「最近は見る機会の少なくなったSL機関車。よき時代に活躍していたSL機関車を親子で気軽に見学してもらいたい」と話していました。見学・乗車体験に関する問い合せは廣瀬さん(090-9616-3679)まで。
勢いよく煙を吐きながら走る機関車。新幹線や電車の普及によってそのような情緒的光景を見る機会はなくなってしまいましたが、自分のお子さんを連れて、昔懐かしの乗り物に思いを馳せてみてはどうでしょう。
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