2007年01月23日(火)
新年1月も半分を過ぎましたが、みなさん、お正月気分は無事に(?)抜けましたでしょうか? みなさんの故郷、亀岡は寒さが一層厳しいものとなり、体を小さくして足早に外を歩く人の姿が多く見受けられます。
さて、みなさんが4年間の大学生活を過ごしてきた亀岡市ですが、この町のことをどれくらいご存知でしょう? これまでにも同窓会では亀岡にまつわるエピソードやイベントなどを紹介してきましたが、今回は亀岡市の特産品にスポットを当てて紹介します。
まず、京都といえば世界遺産にも登録される歴史ある街並みや京野菜をふんだんに使った精進料理など、世界に誇る事柄がたくさんありますが、この京都の特産「京野菜」の多くが亀岡市で収穫されていることはご存知でしたでしょうか?
たとえば「賀茂なす」は京野菜を代表する野菜のひとつ。「賀茂なす」と言うと、昔は北大路や上賀茂で盛んに作られていましたが、現在では亀岡での生産量が京都府全体の約7割を占めており、このことはあまり知られていません。また一般にはあまり見る機会のない「聖護院かぶら」。「千枚漬」と聞けばご存知の方も多いのではないでしょうか。実はこの「聖護院かぶら」も、産地は丹後地区や亀岡市などが中心になっているのです。
亀岡で作られている主な京野菜は「賀茂なす」「水菜」「壬生菜」「やまのいも」「伏見とうがらし」「万願寺とうがらし」「京山科なす」「えびいも」「紫ずきん」「聖護院だいこん」「聖護院かぶら」など多岐にわたります。中でも亀岡市を含む南丹地域が府内の他地域より生産量が多いのは、「水菜」「壬生菜」「賀茂なす」「聖護院だいこん」の4品目で、2位は「伏見とうがらし」「聖護院かぶら」の2品目。これらは亀岡の特産品ということができるのではないでしょうか。特に「水菜」はどの地域でも生産されている中での1位、「賀茂なす」は京都地域や山城地域では生産がなく、南丹地域が断トツの1位なのです。「壬生菜」に至っては京都府全体の80%以上を南丹地域が占めているというデータがあります。
このように日本人がこぞって口にしたいという「ブランド京野菜」は亀岡産野菜ともいうことができるのでした。保津川が開削されて401年。丹波産の農産物は今日になっても京都の食文化を担っています。みなさんも京野菜を口にする機会があったときには第2の故郷亀岡のことを思い出してみてくださいね。
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