2010年11月16日(火)
平成22年11月14日(日)金沢は秋の行楽シーズン。外国人観光客や石川県外からと思われる団体が金沢駅のコンコースにあふれていました。
第3回目の北陸支部総会は3年連続で都ホテル「能登の間」で開催となり、連続して参加する会員にとっては、良く知る会場で安心感があったのではないでしょうか? 今年は、総会・懇親会の前に会員研修会を実施しました。
5学部10学科を擁する京都学園大学には幅広い分野の研究者が揃っており、この知的資源を会員の皆さんにも提供しない手はないと考え、初の試みとなった「学術文化講演会」を開催しました。講師には本学人間文化学部歴史民俗・日本語日本文化学科の山本淳子教授をお迎えし、平安文学の代表でもあり『源氏物語』の魅力を、ビデオやパワーポイントを活用し、普段何気なくとっつきにくいと考えがちな古典の世界を見事に分かりやすく、解説していただきました。
山本先生は、金沢市のご出身で、石川県立図書館や石川県立金沢辰巳丘高校にご勤務されていたこともあり、北陸支部のみなさんにとっても身近な存在です。
山本先生は、日本文学の研究者で、特に平安文学における『源氏物語』に関して、素晴らしい業績を残されています。会員のみなさまの中にも読まれた方はおられると思いますが、2007年に著書『源氏物語の時代』でサントリー学芸賞を受賞されています。(同窓会報「Cheer21号」にも関連記事が掲載されていますので、ご覧ください。)
そのようなこから『誰も教えてくれなかった『源氏物語』の本当の面白さ』と題して1時間の講演をしていただきました。
会員研修会に続いて、総会が開催されました。司会進行は支部幹事の土村望さんが担当。総会の開会にあたり同窓会北陸支部長の山野下義紀さんが挨拶。「早いもので第3回、またこうしてみなさんと1年ぶりに再会できてうれしく思います。」
続いて大学より駆けつけていただいた内山隆夫学長より内山学長からは、本学は素晴らしい教育プログラムを全学が力を合わせて取り組んでおり、関係者全員が誇りを持てる魅力ある大学創りに邁進しておりますので、卒業生のみなさんも応援してください。」とご挨拶。お二人の挨拶の後、議長に山崎幸則さんが選出され、第1号議案「平成21年度収支決算報告」、第2号議案「平成21年度事業報告」、第3号議案「平成22年度収支予算案」、第4号議案「平成22年度事業計画案」、第5号議案「支部役員案」が審議され、すべて承認されました。
懇親会では、大学を代表して本学リエゾンセンター長でバイオ環境学部教授の深見治一様より「地域になくてはならない大学として、積極的に連携を進めている。
卒業生の方々も大いに大学と関わりを持っていただきたい」と力強くご挨拶をいただきました。
続いて、本学キャリアサポートセンター長で経済学部教授の西藤二郎様の音頭で乾杯。乾杯にあたり、西藤教授から「現在進める大学の取り組みが文部科学省の”大学生の就業力育成支援事業”」に採択され、大学全体で教育力向上に頑張っていることが報告されました。新潟から参加者された方を含め総勢20名のみんさんと懇親会がスタートしました。
懇親会では、同窓会名誉顧問の米田貞一郎先生のビデオレターの披露、亀岡市民新聞社編集長の竹内博士さんによる大学の様子を自ら取材した紹介ビデオの上映、最近の大学の横顔、現在の大学や学生たちの活動の様子など、盛りだくさんの情報が次々に提供されました。
その後、参加者全員による自己紹介があり、昨年に引続きいての参加となった浦野俊二さんは「今年もみんさんに会えるのを楽しみにしていました。来年も盛り上がりましょう」と挨拶。会員研修会で時間を共有した会員のみんさんは、すっかり意気投合し終始盛り上がった懇親会となりました。
最後は記念撮影、大学歌斉唱、四国支部幹事の久保清さん発案の”学園締め”を北陸支部副支部長の笹山正康さんの音頭で締めくくり、楽しいひと時は閉会となりました。
来年の再開を誓い、参加のみなさんは帰路に着きました。
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